2009年09月20日

鬼武者三代目 結城秀康(第六回)

戦国時代

関東の覇者として

その武勇を大きく轟かせ

戦国の扉を開いたとも言われる

『北条早雲』

   を祖に持つ

        北条氏
  

鎌倉時代の北条氏と区別する為に

後世において

後北条氏とも言われてます


その北条氏も

秀吉の手により滅ぼされてしまいます。

毛利や上杉

徳川が

秀吉に従ったように

北条も秀吉に従っていたら

また違った豊臣政権になっていたのでしょうね。


果たして

関東に徳川が移封されていたでしょうか?

そんな事も考えてしまいます。


この時

秀康は

『己のやるべき事をやろう』

      と必死だった事でしょう。

その必死な精進が実り

九州において功を挙げたりします。


見事な若武者となり挑んだ


小田原征伐』


秀康にとっては

自分の運命を変えた出来事になりました。


小田原征伐後

 恐らく

   様々な動きがあったのでしょう。

      それは武将達の様々な思惑と共に


そんな武将達の中に

関東の小大名がおりました。

藤原秀郷の末裔で

鎌倉以来の関東を代表する名門一族

室町時代においては

関東の有力大名として

『関東八屋形(かんとうはちやかた)』と称された

                 名門と位置づけられます。


 結城家当主

    『結城晴朝(ゆうきはるとも)』


彼が秀吉に申し出るのです。

秀康を

『養子に頂きたい』


『秀康殿の見事な武者ぶりには感服致しております』

          とでも言ったかどうかは定かではありませんが。


秀吉もこの申し出を

快諾致します。


この『秀康養子の話』は

秀吉、晴朝

二人の

それぞれの思惑と

それぞれの駆引きがあったように想います。


『小田原征伐』の前年


秀吉の子

『鶴松』が誕生します。


それ故に

秀吉にとって

この申し出は願ったり叶ったりだった事でしょう。


『跡継ぎが誕生した』


もしかすると

秀吉が根回しして

結城家の養子になるように工作したのかもしれません。


ただ

晴朝にとっても

この話は是非

決めておきたかった事でしょう。

『結城晴朝』という武将も関東の地で苦労したのでしょう。

北条氏、上杉氏、佐竹氏、葦名氏等の

強敵の中を生き抜いていきました。


したたかな考えを身に付けていったように想います。


晴朝には元々、

朝勝(ともかつ)という跡継ぎがいました。

朝勝は

常陸源氏佐竹氏の血を引く人物で

彼も養子として迎えられました。

晴朝が朝勝を養子にした経緯も

関東の動乱の中で生き抜くための布石だったのでしょう。



しかし

『小田原征伐』以後

晴朝の動きは早かった事でしょう。

朝勝を廃嫡します。

それは

秀康を跡継ぎとして養子に迎えるためだったようです。


『何故か?』


秀吉が

徳川家康を関東に移封します。

それ故に

晴朝は秀康を養子にする事で

領地を接する事になる

実力者・家康とも懇意にしたいと考えたのでしょう。


晴朝にとって

『秀康を養子に貰う事』は

秀吉に恩を売る事にもなり

家康とも昵懇(じっこん)になれる

     という事であったのだと想います。


晴朝が堅物な武将だったら

佐竹氏との義理にこだわり

朝勝を跡継ぎとしていたでしょう。

ただ

二人を養子として

残す事は出来なかったでしょう。


晴朝は生き残りの為に

柔軟な対応をしたのだと想います。


『苦渋の選択』


その選択は

小早川隆景が

秀吉の養子・秀秋を

小早川家の養子に迎えた時と重なる気がします。


また

その選択は

結城家が

関東から天下へと

活躍する舞台を移した瞬間だったのかもしれません。

 今となっては歴史の舞台と言ってもいいでしょうか。


結城家は室町時代に一度滅亡の憂き目にあっています。


『結城合戦(ゆうきがっせん)』

 ⇒結城一族が足利幕府六代将軍の義教に対して起こした反乱

結局

幕府と戦い滅亡します。

その後

再興を許され戦国時代にも存在してました。


後世

滝沢馬琴により著された

『南総里見八犬伝』も

この合戦が物語に影響しているのです。

そんな

『結城合戦』など一族が辿った歴史は

結城晴朝の胸中に

しっかりと刻まれていたのでしょう。




いろいろな思惑や駆引きの中で


  『結城秀康』


     が誕生いたしました。


天正18年(一五九〇)

秀康、十六歳の血気盛んな時でした。



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posted by よしの at 21:33| 千葉 晴れ| Comment(1) | TrackBack(0) | 戦国時代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
ご無沙汰しています。
私も秀吉の一連の養子縁組は、
鶴松誕生に譚を発した秀吉の策謀だと思います。歳を老いての子ですから、溺愛ぶりはすごかったのでしょうね。
Posted by おーたん at 2009年09月23日 05:47
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